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キャピタリズム2

隠れた名作です。しかしながら日本では1000人プレイヤーがいるのかいないのかわからないぐらいの知名度です。
このゲームは製品の製造、流通、販売を扱っている経営シミュレーションゲームです。
学習用ソフトなどといったものを除くと知っている限りでは最も本格的な経営ゲームではないかなと思います。
プレイヤーは大企業の社長となって、材料を購入、製造し、宣伝、販売を世界中の都市を舞台に行っていきます。超大手自動車メーカーを目指すか、無数のマンションや商業ビルを経営して不動産王になるか、将来性のある企業に投資をしてがっつり儲ける投資ファンドになるか、無数に選択肢があるのです。



ゲームの大まかな流れ
プレイヤーはまず製品を作るための材料を購入します。それをもとに製造をして、宣伝を行い、小売店で販売をする。といったところです。
材料の購入も材料の値段だけではなく輸送費までもかかります。経営シミュレーションゲームの中ではかなり細かくデザインされているゲームです。必要な材料を購入して製造したい製品を選びましょう。

製造は購入した材料を組み合わせて行っていきます。ただ単に自分の売りたいものを製造しているだけではダメで、その都市の住民が何を求めているのかリサーチしてニーズを見極める必要があります。そのうえで必要な製品を必要な数だけ作っていきます。このゲームでは在庫管理も重要な要素の一つで、在庫が品薄すぎても余りすぎても困ります。ニーズを見極めてしっかりと宣伝を行えば商品はよく売れていきます。

販売は企業から住民へ商品を供給する最終の段階となります。
どのくらいの価格で住民に販売するか、どのくらいの在庫であれば効率よく回転するか、都市に何店舗ぐらい必要か、こちらもきちんと戦略を立てていく必要があります。

ざっくりとした流れはこんな感じです。実業家キャンペーンというチュートリアルシナリオが8本用意されているのでまずはそちらからのプレイをすることをオススメします!資本家キャンペーンは20本以上ありますが、こちらは本格的なシナリオになっています。

大型の家電量販店という設定のデパートの様子。大勢のお客さんで賑わっています。

ユニットを使いこなす
色々と細かい要素が多いゲームで難しそうなイメージですが、操作は意外と簡単です。
材料の購入、製造、宣伝、販売などは全て専用のユニットで行うことができます。
プレイヤーはこれらのユニットを建設して工場や小売店をリンクさせておけば作業は従業員がしてくれるので効率の良いユニットの建設を心がけましょう。ポイントは稼働率のパラメーターが高くなるようにユニットを建設、リンクさせていくことです。
ユニットは採掘所や採油所、農場などといった材料を生産するもの、材料を購入、製造し、小売店に供給する工場、製品を販売する小売店、そして宣伝を行うテレビ局や新聞社などといった様々な種類があります。

 

製造はパズル感覚
原材料を購入して製品を作るわけですが、これがパズル感覚で結構楽しいです。
例えば「木材」と「布地」を組み合わせると「椅子」ができます。「木材」と「綿」と「革製品」を組み合わせると「ソファー」ができます。
また「布地」は「綿」から製造できます。こういった直接小売店で販売するものではなく製品を作るための加工品を製造するパターンもあります。
このように70種類以上の製品が用意されています。
工場画面では画面右側の9つのボックスに購入、製造、販売の工程を設置し、作りたい製品に合わせて購入の材料を選んでいきます。毎回工程を設置するのが面倒だという場合には工程の設置を記憶させておくこともできます。便利だと感じたのが材料の自動リンクで、材料の供給が途絶えた時に他の供給先を自動的に探してくれる昨日です。うっかり材料切れで工場のライン停止・・・ということはこのゲームで起こりやすいのでぜひ活用したい機能です。


ゲーム中に何度もお世話になる製造ガイド。これさえ見れば何を組み合わせれば何ができるか一目瞭然です!

自社だけで全ての工程を行う必要はない
自社で材料購入、製造、販売を全て行う必要はありません。他社からの材料を購入、自社で製造、販売するのもOKですし、製造までは他社に全て任せて自社は小売業に徹するといった方法もOKです。
特に資金の少ない序盤ではどうしても自社だけで全ての工程を作るのは困難になる時もあります。他社もうまく利用して会社をどんどん大きくしていきましょう!

株式投資もできる

キャピタリズム2では株式投資もできます。他の企業の株を売買したり、自社の株を発行して資金を集めたりすることもできます。また、他社の株を75%以上所有すると合併できるようになったりします。このように企業が行う株取引の疑似体験も味わうことができます。


人事も重要
プレイヤーは巨大企業の最高責任者(CEO)です。最高責任者は企業の戦略を練ることが仕事ですので、普段の日常業務等々は人に任せてしまおうということで最高執行責任者(COO)を雇いましょう。価格設定や販売ルート、等いくつかの方針を決めて後はCOOに任せます。COOの性格や得意分野によって会社に与える影響が変わってきます。そのほか、最高技術責任者(CTO)は製品の研究開発の効率を高め、最高マーケティング責任者(CMO)は宣伝の効率を高めます。
彼らは取締役ですから人件費もかなりかかりますが、ケチケチせずに雇ってみると思わぬ利益をもたらしてくれるかもしれません。



序盤こそ難易度が高いキャピタリズム2ですが、軌道に乗ってお金が増えてくると成功者の気分を味わえます。お金がお金を産む爽快感はこれかと感じることができるかと思います!
都市を独占してしまうのもよし!世界一の大富豪になるのもよし!壮大なシミュレートを楽しんでください。
ただしこのゲーム、今では在庫が品薄なのが厄介なところですね^^;中古品が出ていますが、価格がプレミア価格になっています。


世界の富豪の総資本ランキングです。ビル ゲーツ って誰(笑)


 

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